こんにちは!
ここ数年はアンチエイジングにどっぷりハマっている下鳥です。
「世界で最も影響力のある100人」にも選出された米国ハ-バ-ド大学医学大学院で遺伝学の教授を務めるデビッド・A・シンクレア博士は老化の科学を探求し、老化は治療可能であり、逆転可能な病気であると主張しています。
シンクレア博士が書いてベストセラーになった『LIFE SPAN老いなき世界』を読んでみました。
500ページぐらいの厚い本を簡単にまとめてみますね。
興味ある方はぜひ読んでみてください。
東洋経済新報社が出版し2,400円+税で販売されています。
<シンクレア博士の考え>
老化は病気
シンクレア博士は、老化は治せる病気だと言っています。
長寿遺伝子
体には「長寿遺伝子」があり、これが健康を守ります。
例えば「サーチュイン」という遺伝子です。
<本文の主な考え>
老化の情報理論
老化は、体の細胞が正しく働くための「情報」が失われることです。
サーチュインとNAD+
「サーチュイン」というタンパク質と「NAD+」という物質は、細胞の修復とエネルギー作りに大切です。NAD+を増やすとサーチュインが働き、健康で長生きできます。
カロリー制限と運動
食べる量を減らしたり、運動するとNAD+とサーチュインが働き、体が健康になります。
ホルミシス
少しのストレス(断食や運動、特定の植物化合物など)は体を強くし、健康と長生きにつながります。
実践方法
ライフスタイルの変更
断続的な断食、運動、植物中心の食事を勧めています。
サプリメントと薬
レスベラトロールというサプリや、メトホルミンやラパマイシンという薬が寿命を延ばすかもしれません。
<社会的影響>
長寿治療へのアクセス
みんなが平等に老化防止治療を受けられることが大切です。
社会への影響
長生きが社会にどう影響するか(退職、医療、人口増加など)を考える必要があります。
<未来への展望>
将来の治療法
遺伝子治療やCRISPR技術で、細胞の老化をリセットできるかもしれません。
シンクレア博士は、老化を治せる未来を見ています。
叶えるには研究を続けることと、長生きに関する倫理的な考え方が重要です。
<感想>
『LIFE SPAN老いなき世界』を読んで、老化を治せる病気と考えるシンクレア博士のアイデアに驚きました。
食事や運動で体を健康に保ち、長生きできる具体的な方法がわかりやすく書かれていて、とても実践的だと思いました。
特に「長寿遺伝子」や「NAD+」の話は興味深かったです。
少しのストレスが体を強くするというのは納得できましたね。
長生きしたいと考える人がほとんどですが、反面、長生きが社会に与える影響について改めて考えさせられました。
全体的に、この本は健康に長生きするための具体的なアドバイスと、未来への希望を与えてくれる内容で、とても有益だと感じました。
ベストセラー本だけに本当に素晴らしい本でした!