女性とミノキシジル
髪の毛に悩む女性から「ミノキシジルの発毛剤は使って良いか」という質問が寄せられることは多いです。
ミノキシジルは、男性の薄毛治療には良く使われていますが、女性には使用しても良いのか気になりますよね。女性は当然男性とはホルモンバランスが違いますし、生理や出産もあります。体に悪影響がないのか不安ですよね。
結論からお伝えすると、女性がミノキシジルを内服するのはおすすめしていません。
今回は、女性にはミノキシジルの内服を推奨しない理由であるデメリットを解説します。
塗るタイプと飲むタイプがある
ミノキシジルには飲むタイプ（内服薬）と塗るタイプ（外用薬）があります。
- 飲むタイプ（内服薬）は錠剤を飲むことで体の広い範囲に効果が出ます。
- 塗るタイプ（外用薬）は気になる部分に直接塗ることで部分的に効果がでます。
まず飲むタイプ（内服薬）は女性には強すぎてしまいます。男性用のミノキシジル発毛剤は5%濃度のものが多く、女性用は1%のものが多いです。その理由は、女性の方が副作用が出やすいからです。副作用については後述します。そして実は、飲むタイプ（内服薬）のミノキシジルは国から認可はされていません。
塗るタイプ（外用薬）は国からの認可がおりています。
ミノキシジルを使うデメリット
初期脱毛がある
使用を始めるとまず毛が抜けるところから始まります。
使っている間しか効果がない
ミノキシジルは使っている間だけ効果が出ます。使うのを止めてしまうと、ミノキシジルの効果で生えた髪の毛は抜けてしまう。
つまり、薄毛が再発する可能性があります。
毛が濃くなる
飲むタイプ（内服薬）を使用した場合は全身の毛が濃くなってしまいます。
低血圧になる
飲むタイプ（内服薬）は血圧を下げる効果があります。
女性は特に低血圧になって得することは1つもありません。低血圧の症状には下記があげられます。
- めまい
- 頭痛
- 動悸
- 全身の倦怠感
- 精神的な症状（不安感、不眠、食欲不振）
むくみ
飲むタイプ（内服薬）を使用した場合の副作用で良く言われるのはむくみです。
場所としては顔や手足が良くあげられますが、加えて内臓がむくむ場合もあります。
またミノキシジルを飲むと体重増加することがあり、むくみによるものではないかと言われています。
胎児の心臓に負担
ミノキシジルは血流を良くする効果が強いことから心臓にかかる負担が大きいです。特に、妊娠の可能性がある女性は、胎児の心臓に強い負担がかかるので、注意が必要です。
終わりに
女性がミノキシジル使用した際のデメリットをご紹介しました。
飲むタイプ（内服薬）と塗るタイプ（外用薬）の２種類があり、違いも簡単にお分かりいただけたかと思います。
もし、どうしてもミノキシジルを使用したい場合は、より体に負担の少ない塗るタイプ（外用薬）をおすすめします。
薄毛改善についてはこちらで続きを書きました。
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