発毛コラムを読んでいる皆さんは菌トレを続けていらっしゃいますでしょうか?
3か月ほど前に、この発毛コラムで腸内環境を整えることは発毛にも大切だということをシリ-ズでお伝えしました。
発酵食品は腸活にも重要なポイントだとして腸まで届く微生物として代表的な4つの菌①植物性乳酸菌②納豆菌③酢酸菌④酪酸菌を挙げました。
自ら発毛した発毛技能士の私はもちろん菌トレを毎日続けています。
自宅で生活している時だけでなく旅行先や出張先でも毎日続けています。
大阪に出張した時はお豆腐などが売られているスーパーの日配品売り場に関東のように納豆が並んでいなくて焦りましたが、よく探したら一種類だけ「匂いが気にならない納豆」が販売されていて無事に毎日菌トレを続けることが出来ました。
今回は菌トレ、番外編です。
最近の腸内細菌の研究ではいろいろと興味深いエビデンス(証拠)が増えています。
例えば、ヒトの腸内で活動している乳酸菌の生息率は、その人が住んでいる土地ならではの発酵食品に関係しているらしいのです。
発酵微生物はヒトの集団とともに進化してきているなど、昔から食べられてきたものが私たちの身体と相性が良いという研究結果も耳にする機会も増えてきました。
発酵食品の中でも古い歴史を持つのが酒類です。
その酒類の中で「ビール」についての面白いエビデンスをご紹介いたします。
ビールの歴史は古く、世界中の多くの人々に愛されている飲み物ですが、現代人の腸内に棲む微生物も大好物らしいのです。
健康的な男性にラガービール(330ml)もしくはノンアルコールビール(330ml)を4週間飲んでもらった実験ではラガービールを4週間飲んだ男性は腸内細菌叢(様々な腸内細菌グループ)の多様性が高まり、腸の健康機能が増進される傾向がみられたというものです。
これからビ-ルが美味しい季節を迎えますが、仕事帰りやお風呂上りに飲むビールが腸の微生物たちも喜んでくれると思うと嬉しいですね。
でも注意点もありますよ。
髪の成分はケラチンというたんぱく質です。
このたんぱく質を構成しているのがアミノ酸です。
大量にアルコールを摂取すると体内のアミノ酸のほとんどがアルコールの分解にまわされてしまい、髪の生成に行き届かなくなってしまいます。
髪の毛がとても気になる方はアルコールを飲まない方が良いでしょう。
たまに飲む場合でも過度の飲酒は控えましょう。
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