【そのシャンプー、本当に頭皮に良い?】

看護師が伝えたい“正しい頭皮ケア”と発毛の基本

いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、日常で当たり前のように使っている「シャンプー」について、看護師としての視点からお話ししたいと思います。

シャンプーは清潔を保つための大切な習慣ですが、じつはその“毎日のシャンプー”が頭皮トラブルや抜け毛を招いてしまうことがあります。


■ シャンプーは接触性皮膚炎の原因になりやすい

シャンプーは、化粧品の中でも接触性皮膚炎を起こしやすい製品として報告されています①②。
頭皮が赤くなる、かゆい、乾燥する、フケが増えるといった症状がある場合、「体質のせい」と思い込まず、まずは使っているシャンプーを見直すことが大切です。


とくに敏感なお肌の方や、学生さん・10代の方のように皮脂量が変化しやすい時期は、成分の影響を受けやすいことがあります。

また、年齢を重ねることで頭皮の水分量やバリア機能は低下していくため、これまで長く使って問題がなかったシャンプーでも急に合わなくなるケースも珍しくありません。実際に当店でも、幅広い年代のお客様から「急に刺激を感じるようになった」「乾燥しやすくなった」というご相談が増えています。


そのため、年齢や頭皮の状態に合わせて“今の自分に合うシャンプー”を選ぶことがとても大切です。


■ 頭皮は想像以上に皮脂が多い場所

皮脂腺は頭・顔・背中の順に多いとされ③、頭皮はとても皮脂量が多い部位です。時間が経つと皮脂は酸化し、毛穴を詰まらせ、悪玉男性ホルモン(DHT)が増えやすい環境に変わります④。
この状態を放っておくと、薄毛リスクが高まり、髪の立ち上がりが悪くなったり、抜け毛が増える原因になります。

よく「お湯だけ洗い」「湯シャン」を試される方もいますが、皮脂は油分のためお湯だけではなかなか落ちません。界面活性剤を適切に配合したシャンプーで、余分な皮脂だけを落とし、必要な保湿は残すバランスが重要です。


■ 市販シャンプーは“髪には良い”が“頭皮には負担”のケースも

市販シャンプーは、香り・仕上がり・手触りを重視した処方になっていることが多く、香料・防腐剤・シリコンなどが配合されています。
これらは髪を美しく見せるメリットがある一方、頭皮が敏感な方には刺激になることがあります。

さらに、洗浄力が強すぎて必要な皮脂まで取りすぎてしまったり、逆に弱すぎて皮脂汚れが残ってしまうことがあります。
髪の手触りや香りを良くすることを優先した処方が多く、“頭皮そのものの健康”を第一に考えて作られていないケースもあるのが現実です。

「どのシャンプーが良いのか分からない」というご相談は非常に多く、年齢や性別を問わず、幅広いお客様が迷いや不安を抱えています。


■ スーパースカルプのシャンプーは“洗いながら整える”発想

当店で使用しているスーパースカルプの「スカルプシャンプーEX」は、薬に頼らない発毛理論のもと開発されたアミノ酸系シャンプーです。

  • 必要な皮脂だけ残し、汚れをやさしく洗浄
  • 香料・防腐剤・着色料を極力カット
  • 血流を促し、頭皮環境を整える植物エキスを配合

敏感肌の方にも使いやすく、「洗う=落とす」だけでなく「洗いながら整える」という発想で作られています。


■ 正しい洗い方が頭皮を変える

どんなに良いシャンプーでも、使い方を間違えると効果が半減してしまいます。
お湯の温度、泡立て方、指の使い方、すすぎの時間――これらは毎日の習慣だからこそ、大きな差になります。

当店では、一人ひとりの頭皮状態を確認しながら、
「あなたの頭皮に合った正しい洗い方」
をていねいにお伝えしています。正しいホームケアが出来るようになるだけで、頭皮は大きく変わります。


■ お試し体験のご案内(現在ご予約が取りづらくなっています)

ただいま当店では、お試し発毛体験を実施中です。
学生さんから70代のお客様からご相談を受けています。

最近はご予約が混み合っており、ご希望の日時が取りづらい状況が続いております。
まずはHPやLINEの「お試し体験」からお早めにお問い合わせいただければ幸いです。

健康な髪は、正しい頭皮ケアから生まれます。
毎日のシャンプーを少し見直すだけで、未来の髪は変わっていきます。
頭皮や抜け毛について不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。


【参考文献】

① Fragrance Journal, Vol.51, No.2, pp.10–20(2023)
② 日本接触皮膚炎学会誌『接触皮膚炎の疫学と原因物質に関する報告』(2022)
③ 『コスメの教科書 第3版・2級』主婦の友社, 2021
④ Randall VA. “Androgens and Hair Growth.” Clin Endocrinol (Oxf), 2008